学生の声

学生の声

松本千佳さん

松本千佳さん

学業と母親業の両立

 私には小学生の息子が2人います。そして母と祖母、私を含め5人家族です。以前はOMA(眼科診療補助者)として勤務する傍ら認定眼鏡士の資格を取得し、病院の眼科に勤務していました。休診日に他の科を手伝うよう指示があり、次第に眼科以外の診療科を目の当たりにするようになっていきました。

 OMAである私は医療行為を行えず、苦しんでいる患者様を目の前に、ただ見守るしかできなかったこともあります。「自分に看護師資格があれば・・・」と強く思いました。
 母親という立場から、自分が学生になっている場合ではない、無謀だと諦めようとしていましたが、家族からの強い後押しがあり、この学校への入学を決心しました。

 看護学校での勉強は、疾患や援助に対する手技だけを学ぶのではありません。人がこの世に生を受け、どのような過程で成長するのか、また、人との信頼関係を築く上で何を重視し、相手の言動の背景には何があり、どのように関われば良いのかも学びます。学生としてだけではなく、人として、母親として成長させてくれるものがたくさんあります。
 また、学業はもとより、実生活のことも親身に相談に乗って下さる先生方の存在は本当に心強いと感じています。家族、友人、クラスメイト、私を支えてくれている周囲の方々への感謝の心と、看護師になりたいと強く思ったきっかけを決して忘れず、努力を続けていきたいと思います。

向井大輝さん

向井大輝さん

看護師の理想と現実

 僕がこの学校に入学する前、看護師のイメージとは、「医師のような医療を提供することはできないけれど、それに近い医療行為ができる職業」といったものでした。しかし授業では、看護師とは、患者様の日常生活の援助が主な仕事であるということや、看護とは、看護師とはどうあるべきかを学びます。もちろん、解剖学などの授業もありますが、患者様の日常生活を援助し、また負担を減らすために、体がどういった構造になっているか理解するといった内容です。

 授業は楽しかったですが、常に日常生活援助のことを考えたもので、イメージが違いすぎて授業へのモチベーションが上がりませんでした。自分はここでやっていけるのかと思い、先生に相談しました。
 その結果、看護師が、自分たちが、患者様の日常生活を援助するからこそ、患者様がもとの生活を送れるようになったり、不安を打ち明けられる心の拠り所となっているのだなと、看護に対しての見方が変り、真剣に考えることが楽しくなりました。

 今では看護師になるために毎日頑張って勉強をしています。今後については、この学校を卒業して看護師になることや、大学に編入して専門看護師になってみるのもありかなと考えていますが、将来の目標としては、フライトナースになって災害などの現場に向かい、命の危機がある人を助けたいと思っています。
 僕が卒業して何年か経ったとき、ドクターヘリを見かけたら、そのヘリに乗っているのは僕だと思っていてください。