作業療法学科
作業療法学科

作業療法学科Occupational Therapy Department

作業療法士とは
作業療法士は国家資格であり、「こころ」と「からだ」のリハビリテーションを行うことができる医療専門職です。
毎日の食事や入浴、料理や洗濯などの家事、全ての生活行為が「作業」であり、この大切な「作業」の問題を解決するために患者様と共にリハビリテーションを行います。
作業療法士は医療や福祉・介護の現場はもちろん、保健・就労・教育(幼稚園や保育園、学校、学童保育など)、あらゆる場所で本人と社会との接点を作るために活躍しています。

本校の作業療法学科の特徴

2022年度 国家試験合格率 100%

hakuhou dokuzi

senmonzissen

point01

高い国家試験合格率と就職率

国家試験全国平均を上回る高い合格率を維持しています。
また、医療法人の学校ならではの法人内での就職や全国から送られてくるたくさんの求人により、就職率100%となっています。
これらの達成のため、最終学年では国家試験対策や就職対策にも力を入れています。

point02

細かい実習対策を実現するための実習への独自のプログラム

学年を通して、法人関連施設や地域に実際に出て、教員と実践を行います。
そして、対象様に対する関わりや支援についてフィードバックを実施します。
実際のリハビリテーションや実践の現場をまた、本校ではOSCE(Objective Structured Clinical Examination)を積極的に取り入れています。
 教員が患者様役となり、実際のリハビリテーションの流れを行うことで実習に対応できる能力を身に付けることができます。

point03

地域に密着した作業療法教育

地域住民やボランティアグループと連携した地域密着型の作業療法教育を実施します。
資格取得後に地域で活躍ができる、いま求められている人材に直結する能力を身に付けます。

取得できる資格

  • 作業療法士国家試験受験資格

    作業療法士は、心身に障害がある人の能力や機能を引き出し、自分らしい生活を送れるようサポートする医療専門職です。
    医療機関でのリハビリテーションをはじめ、就職支援や障害のある子どもへの療育など幅広い現場で活躍しています。作業療法士として活躍するためには、大学・短大や専門学校(作業療法士養成校)で3~4年学んだ上で、国家試験への合格が必須です。

  • JATI認定トレーニング指導者(任意)

    一般人からアスリートまで幅広い目的や対象に応じ て、科学的根拠に基づくトレーニング指導を行う専門 家の資格です。 国内外で約6,500名の認定者・会員が 活動しています(2021年3月現在)。

  • レクリエーションインストラクター(任意)

    レクリエーションインストラクターは、参加者や目的に合わせてレクリエーションを企画・実践し、レクリエーションを通じて参加者の生活の質を向上させる人です。
    活動フィールドは福祉・教育・地域など幅広く、それらの現場に応じてレクリエーション活動を企画・運営します。業務にあたっては、ほかの職種と連携して最適な支援方法を考え、効果的な支援につなげていきます。

  • 福祉住環境コーディネーター(任意)

    福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害のある人に対し、長く暮らし続けることができる住環境を提案するアドバイザーです。

3年間の学びの流れ

  • 1年次

    「医療従事者として働くために必要な基本的な知識を習得」

    座学を中心に約1週間の見学実習を通して作業療法士の現場を体験し、職業観を養う

    解剖学や運動学などの医療基礎科目、作業療法士としての専門的な理論を学習し、次年度に向けて作業療法士の基礎学問を学びます。

  • 2年次

    「実技演習を繰り返し行い、より専門性の高い知識を習得」

    作業療法を行う上で必要な治療学や作業分析などの知識・技術を習得。

  • 3年次

    「臨床実習と国家試験対策」

    実際の現場で作業療法の実践を学び、より専門性の高い技術を習得。
    定期的な模試にて実力を身につける。

 

時間割

 
I
(9:00〜10:30)
リハビリ概論 物理学 生物学 解剖学 生理学 トレーニング論
II
(10:40〜12:10)
運動学 教育学 日常英語 解剖学 作業療法概論 トレーニング論
お昼休み (12:10〜13:10)
III
(13:10〜14:40)
生理学 レクリエーション
理論
心理学 公衆衛生学 人間発達学
IV
(14:50〜16:20)
倫理学 体育 評価法概論 作業療法評価法 基礎作業学

教員からのメッセージ

  • 亀山一義
    学科長亀山一義
    専門分野:老年期作業療法
    資格等:作業療法士、保健学博士、認定作業療法士

    作業療法は「人は作業を通して健康や幸福になる」という基本理念と学術的根拠に基づいて行われます。
    作業療法士は人生に寄り添い、対象者の個性に合わせた支援ができる素晴らしい仕事です。
    情熱に満ち、やる気を持った皆さんの入学をお待ちしています。

  • 宍戸聖弥
    宍戸聖弥
    専門分野:小児領域
    資格等:作業療法士、保健学修士、公認心理師、AMPS/スクールAMPS/ESI認定評価者

    保育士や教師など、子どもと関わることができる職業はたくさんありますが、子どもから高齢者までのすべての人生のステージに関わって活躍できるのは作業療法士の大きな特徴だと思います。そんなやりがいのある作業療法士を一緒に目指しませんか?

  • 武田照麻
    武田照麻
    専門分野:運動器
    資格等:作業療法士、社会保険労務士、日本トレーニング協会認定指導者

    人に寄り添える作業療法士になるために、まずは自分のことを知ることが大切だと感じます。作業療法を勉強していく過程では自分の心と身体を理解することができます。その過程を経て「自分が人のためにできること」を考えられる作業療法士を目指しましょう。